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シュタイナーの12感覚と12星座

8. 山羊座と平衡感覚

〜シュタイナーの12星座論と12感覚〜

山羊座に対応する超感覚は
「平衡(バランス)感覚」です。

バランス=天秤座
と思いがちですが、

天秤座はどちらかというと
2つのものを天秤にかけて
比較するイメージ。

平衡感覚は

左右だけでなく
前後左右、上下
全ての空間を感知する感覚で、

重力の方向を察知して
傾いた状態を立て直せる感覚、
と解釈しています。

ヤギが傾斜面でも
器用に草を食べられるように・・・。


平衡感覚は一つ前
射手座の「運動感覚」と
連動していますね。

7歳頃までに育つと言われる
志と関わる身体の感覚。

平衡感覚の器官は内耳にあり
反対に位置する蟹座の「聴覚」とも
深く関わっています。

この内耳に問題が起きると
めまいや難聴の原因になることも。

山羊座は社会的な星座で
ここで言う平衡感覚は

社会の中で
自分の立ち位置を把握して
安定して活動する感覚

と言えますが、

そこで
平衡感覚を使って
頭の向く方向を知る。

つまり目指す先・トップはどこか
仲間は誰か

全ての方向を知ってから
絶好の場所=小社会を
自信を持って作り上げる感覚。

だから社会生活が
苦手だと感じたら
平衡感覚を鍛えてみると
良いみたいです。

ヨガで身体の
バランス感覚を整えたり、
子供の場合は(大人でも)
ブランコも良いそうですね。

蟹座は
家族や仲間を守って
自分の「居場所」を
確保しようとします。

でも一度外に出てみないと
自分の居場所がここなのか
自分の守っているものは
本当に守るべきものなのか

比較ができなくて
自信がなくなる事もありますね。

だから外の世界を強く警戒したり
身内中心の偏った見解に
なってしまったりすることも。

海外に住んでみて
初めて日本の良いところに気付いたり、

便利な現代的な生活を経験して
初めて伝統的な生活の知恵の凄さに
気付くように

そうやって
社会を見渡した後に
自分の居場所を定める事で
迷いなく守るべきものを
守っていけるのですよね。

広い視野を持ちながらも
根を張って自分の所属する地域を
豊かにしていく。

感情だけでなく、
人と人とが共鳴する音や

宇宙から発信される
「その方向であってるよ」
みたいな信号らしきものを
聴きわけて

そのキャッチした音や信号を
どこで生かしていくのかは

立ち位置や居場所を察知する
この平衡感覚に
委ねられるのでしょう。

何年も前に

「居場所は
場所に属するんじゃなくて
人に属するんじゃない?」

と言っていた友人がいました。

そうかもなあと
思ったことを覚えています。

蟹座は血の繋がりに関係なく
共感できる魂の家族を
「聴き分ける」

山羊座を使う事で
土地や血筋に関わってきます。

外の世界を知らずに
本当にここは
自分の居場所なのか?

と不安になりながら
その土地で魂の仲間を
求めながら社会貢献するのと

外の世界を一通り知った後

自分の軸を立てる場所はココだ!

という
ハッキリした自信を持って
その土地に馴染んでいくのとでは

大きな違いがありますね。

その自信を携える為に
平衡感覚を鍛える事で

魂の仲間が見つかり
信号をキャッチしながら
共に地域を豊かにしていく
立役者になっていくのだと思います。

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7. 蟹座と聴覚

〜シュタイナーの12感覚論と12星座〜

蟹座に対応する超感覚は
「聴覚」です。

蟹座は感情の星座。

感受性抜群の蟹座にとって・・・
歌はヤバイですよね(笑)

蟹座の性質の強い人は
言葉や音と一緒に

心の声が振動として
聴こえてきてしまう、というか

放出された感情を
聴き取って共感する
能力が高いと思います。

胎内にいる間、
母親の感情が音と共に
波動として伝わっていて
その感情を受け取る感覚を
無意識のうちに
覚えているのかなあなんて
妄想しています。

蟹座と月はリンクしていて、
月は過去と繋がる天体ですから

歌を聴いて
過去を思い出すのも
蟹座的ですね。

蟹座に限らず
耳に入る音は周波数によって
届く人と届かない人がいます。

人間には聞こえない周波数を
動物は聞き分けられたり

若者にとってはうるさい音も
老人にとっては
聞こえづらかったり。

蟹座は排他主義とも言われますが
共感できる相手かどうかを
聞こえる周波数で決めるから

上下関係や立場を
良い意味で気にせずに
本当の共感相手とだけ
繋がっていけるのだと思います。

蟹座の聴覚は
「血の繋がり」という
前提すら関係のない、
魂の家族を探すものであり
かつ自分の決めたものへ向かう
道筋が発している信号を
キャッチするためのもの。

超感覚の領域は
音として聞き取れる周波数を超えた
9000ヘルツ以上。

松村先生によると
9000ヘルツ以下だと
物質的な音となり
9000ヘルツ以上だと
高次元と繋がる
周波数になるそうです。

本当の魂の家族を探し当てるのは
この9000ヘルツ以上の
周波数だと言われているとか。

小泉マーリ先生は
聴覚が優れてくると
その土地の声や
ご先祖様の声が
聞こえるとおっしゃっていました。

蟹座は心の基盤や住居、
地元を意味する
4ハウスに関連しますし、

4ハウスは
前世と繋がっていると
言われているICから始まるので
きっとそうなのでしょう。

意味も無く
ふとした言葉に反応するのは
前世で感じた周波数を
DNAが記憶しているから、
かも、しれませんが

全てのものは
周波数を発していますから

周波数が絡み合った
騒がしい家の中では
9000ヘルツ以上の音が
届かないのも無理はないですよね。

でもこの聴覚は
衰えたというより
ラジオみたいに周波数を
合わせられるかどうかの
違いだけなんじゃないかと
思うのです。

本当は必要な時にはいつも
何かを発してくれているのに
ただ自分の身体が、DNAが、
それを聴き取れないように
しているだけで…。

だからリラックスして
身体をチューニングすると
いろんな周波数を
受け取れるようになって

声が聴こえるようになったり
感受性が強くなるのかもしれないと
思うのです。

どうやって
チューニングするかというと

リラックスする事と
「音のない場所に身を置く事」
そして
蟹座的超感覚である
「聴覚」を使って
「秩序的な音を聴く」事。

音楽も秩序的な音楽として
7音階のクラシック等が
ありますが

海の音も良いそうです。

海の白い泡が潰れる音が
リラックスする周波数だとか。

現代的な生活を振り返ると
超感覚の聴覚を研ぎ澄ます事は
難しいように感じてしまいますが
そういったところから
徐々に意識していけば
良いのではないかと思います。

今日も最後までお付き合い頂き
有難うございました♡

ゆりこ

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6. 射手座と運動感覚(未来予測)

〜シュタイナーの12感覚論と12星座〜

双子座に反対側に位置する
射手座の超感覚は
「運動感覚」です。

シュタイナーの
12感覚論で言うと
「下位感覚」

ここに属する感覚は
(触覚・生命感覚
運動感覚・平衡感覚)


自分自身や
身体の感覚であり、
7歳頃までに育つ
基盤となる感覚です。

そして共通していることは
意志を持って
扱う感覚だということ。

射手座の方は
意志と運動の連携がスムーズで、
それが運動神経の良さに
繋がるのかもしれません。

スポーツ選手には
射手座の影響が
強い方が多いです。

ただ、運動感覚は
走ったり歩いたり
と言ったスポーツだけでなく

瞬きをするとか
指を動かすとか

自分の”意志の通り”に
身体を動かす感覚です。

フットワークが軽い
半身半馬の射手座は

この意志の通りに従って

海外旅行なんかも
ふらっと行ってしまいますね。

意志(目的)を定めて
それに向かって
引き寄せられるように
運動する感覚。

料理のように
完成図があって
それのために動く。

カッコで(未来予測)と
書きました。

これは小泉マーリ先生も
触れています。

何かをするときには
ある程度「こうなる」と
予測して動きます。

目的地に行くまで
歩いたら〇〇分かかるから
少し走ろうかな、とか。

射手座の方は
そういった予測する能力も高い。

この能力が研ぎ澄まされると

動く前に
結果がわかるようになる

→未来予測へ繋がる。

反対側の双子座は
「言語感覚」ですが

言葉も
意図・目的・理由があって
表現するものですね。

日常的なところで
「言語能力」を伸ばすには

反対に位置する射手座の
「運動感覚」が
関係すると書きました。

走っている時
歩いている時等
運動している時に
ふっと言葉が浮かぶ感覚。

双子座の「言語感覚」は
言葉を降ろすとか
自分の中から湧いてくる言葉を
扱う感覚でしたね。

その大事な
ふっと湧いたものを
目的にして動けば
未来も運命も、過去も、
変わると思います。

どんな些細なことでも
「動く」という意志がなければ
未来が予測できても
何も変わりません。

子供の頃の運動の経験、
つまり意志の通り
動ける感覚を身につける事が
言葉に振り回されない
大事な要素と言えます。

一つの事を伝える為の
ツールである「言葉」は
無数にありますが、

それに振り回されてしまって
動けなくならないように。

そこに目的や本質という
軸を入れる事で

軽やかに目的地に向かって動く。

双子座の言語感覚を
発達させるためには

射手座の
哲学的なところを使って

真の言葉「言霊」を使う事が
大事になるのだろうと思います。

未来を予測して
目標に向かって矢を放ち
その描いた弧の上を逸れることなく
引っ張られるように
運動感覚を使う。

素晴らしいお手本となって
自然と周りの人達も
動かしていくのだと思います。

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5. 双子座と言語感覚

〜シュタイナーの12感覚と12星座〜

双子座に対応する超感覚は
「言語感覚」です。

これは星座(サイン)の
意味合いとリンクしていて
わかりやすい・・・ようでいて
奥の深い感覚です(笑)

シュタイナーの12感覚論では
社会と関わる「上位感覚」。

20歳頃までに育つと言われる
思考に関わる感覚です。

一つ前の牡牛座は
「思考感覚」でしたから
そこで育った思考を
関わる人に伝える感覚。

双子座といえば
得た情報を
自分の言葉を通して
風のように
ふわりと広げる
軽やかな人ですね。

このように、言葉は
情報だけでなく
思考や感情、哲学等
内に秘めたものを
表に出して伝える
”ツール”として
考えられている傾向が
ありますが、

超感覚で言うと

「自分の中から
言葉を生み出す」感覚

「行間を読む」感覚

でも、あります。

「言葉が降りてきた」

経験のある方も
多いのではないでしょうか。

作家の方やブロガーさん等
言葉を扱って
仕事をされている方は
身近な感覚だと思います。

そして
詩、俳句、短歌を
作ったり読んだりする能力、

その短い文に
哀愁を感じたり
意味合いを理解したりする能力は

この言語感覚に関連します。

最近の話題で言うと
「令和」という元号を聞いて
私たちはそれぞれが
色々想いを抱えたのは
この超感覚にリンクするように
感じています。

言葉には感情や真心が
乗っているのですね。

言葉に乗った感情を理解したり
言葉に感情や思考等を乗せて
解き放てる方は

この「言語感覚」が鋭い方、

つまり
言葉に力があることを
直感的に感じ取り、

「言霊」を使える人とも言えます。

更に深いところで考えると

私達が詩や短歌等に
懐かしさや
心に響くものを覚えるのは

「言葉で伝えないとわからない」
個と個の間柄でありながら

集合無意識では
お互いが繋がっているという事、

故に
それを思い出させる
言葉を使えば
どんな人とも
理解し合えるという事を
感じ取っているから、

と言えるかもしれません。

シュタイナーの12感覚論と
占星術的観点をつなぎ合わせると

母音が
身体の臓器と惑星に、
子音が
身体部分と星座(サイン)

という関係性が
浮かび上がるようです。

言葉は
母音と子音の組み合わせですが

感情が母音で表されて
それ以外の物質的なものは
子音で表されるという
解釈もあります。

シュタイナーは
以下のような関連性を持つと
書いているようです:

母音:
a=金星 i=水星 u=土星 
e=火星 o=木星
au=太陽 ei =月

子音:
w=牡羊座 r=牡牛座 h=双子座 
f=蟹座 t=獅子座 b=乙女座 
c=天秤座 s=蠍座 g=射手座
l=山羊座 m=水瓶座 n=魚座

身体と宇宙、
マクロコスモスと
ミクロコスモスの照応を
感じますね。

私たちは言葉を聞いて、
その中に秘めた精神性を
本当は身体で
感じ取っているのでしょうか。

音楽を体で表現するという
「オイリュトミー」という
シュタイナーの音楽教育では
そうする事で内にあるものを
芽生えさせるという見解が
あるようです。

そして
日常的なところで
この「言語能力」を伸ばすには

反対に位置する射手座の
「運動感覚」が関係してきます。

何となく経験
ありませんか?

走っている時
歩いている時等
運動している時に
ふっと言葉が浮かぶ感覚。

体を動かして
頭の中にスペースができた時に
宇宙や集合無意識とふと
繋がる世界が現れるのかもしれません。

そしてその言葉は
あなたが周りに伝えて
何かを人々に思い出させるよう
湧き出てきた可能性もあるのです。

是非、降ってきた言葉は
アウトプットしてみてくださいね。

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4. 蠍座と生命感覚

〜シュタイナーの12感覚と12星座〜

牡牛座の反対側に位置する
蠍座の超感覚は
「生命感覚」です。

意味はわかるけれど
漠然としていて
意識しにくい感覚ですね。

私たちはいつ、
自分が「生きている」と
感じるのでしょうか。

毎朝

「今日も生きてた!」

と感謝している方は
あまりいないのでは
ないでしょうか。

当たり前に起きて
当たり前に日常を過ごす。

生きていること、
健康でいることが

いかに素晴らしいことかを
感じるのは

病気になった時や
痛みを感じている時等
問題が生じた時だけ。

それ程
忘れてしまいがちな
ありがたい感覚ですが

痛みや違和感、熱さ等を
感じられなければ

命の危険を
察知できませんから、
とても大事で、誰もが
自然と持っている感覚です。

狭く深く
人と付き合うことへの
関心が強く、
人との距離が近い蠍座は
一番「他人の命」に敏感で、

だから12星座で一番
生死について
考えるのかもしれないと
思う事があります。

牡牛座はモノへの執着が強く
蠍座は人への執着が強いと
言われています。

外のエネルギーを
内に(身体に)
閉じ込めようとするので
その影響で

元気になると
世界が明るくなって
プラス思考になれるのに対し、

元気がなくなると
世界がモノクロになって
マイナス思考になる。

だから生命感覚の安定は
牡牛座の「思考感覚」に
ダイレクトに
関わるのだと思うのです。

そしてこの生命感覚を
研ぎ澄ますためには
自分の肉体を
コントロールできる
思考を持つ事。

例えば
毎日食べているものは
全て身体が
欲しているものでしょうか。

コマーシャルで見て
なんとなく
欲しくなったから

口寂しいから

ストレスを
紛らわせたいから

感情と思考は
別々に働いたりするわけですが
感情と思考を融合させて
自分の意志の通りに
身体を動かしていく事が
生命感覚の発達に繋がり

それが思い通りの現実を
引き寄せることに
繋がるように思います。

そしてこの
生命感覚を育てるには・・・

決して進めている訳では
無いですが・・・

私にとっては
「断食」が
この感覚を育てていく
一つの方法だと思っています。

ちょっとの間我慢することで
自分の身体の感覚がわかってきて
コーヒーが
飲みたいと思わなくなったり
ジャンクフードが
食べたくなくなったりします。
頭ではなくて
身体が欲するものが
わかってくる感覚です。

そして集中力が増します。
掃除をしたくなったりして(笑)
雑念が入らなくなったり
どう進めると良いかが
クリアになったりして

やろうと思ったことを
サクサク進められる気が、します。

それから
太陽のエネルギーが集まる
「パワースポット」で
身体にエネルギーを
取り込んでいくことも
生命感覚の発達に
役立つようですよ。

季節の変わり目である
土用の期間だけでも

お菓子を我慢したり
玄米に変えたりする等
口に入れるものに
気をつけながら

神社に参拝して
心身ともにクリアにする、
というのも
スッキリして
個人的にオススメです。

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3. 牡牛座と思考感覚

〜シュタイナーの12感覚論と12星座〜

他人の「自我」を感知して
全てのものと
一つだった世界と
別れた事に気付いた
「自我感覚」の牡羊座から

そこにいる意味を
「思考」する牡牛座へ。

牡牛座に対応する感覚は
「思考感覚」です。

牡牛座は
自分の五感に
絶対的な信頼を置く星座。

人に聞いたりネットで
ささっと調べたりせず

自分の経験を通して
「思考」しながら
ゆっくり身体に落とし込んで
学んでいく牡牛座ですから

この感覚は
わかりやすいですね。

超感覚の「思考感覚」は
地上の情報(ネット、本、資料)
を参考にしたり
人と議論したり、

といった
外からの影響を受けない
天から与えられた
純粋な感覚。

ちょっと具体的に
例を挙げると

道路標識や
絵文字、信号等

見ただけで何を意味するかを
理解できているのは

そこに含まれる「思考」を
汲み取っているから、ですね。

それを理解する為には
過去に経験を積んで
身体に落とし込んでいるからとも
解釈できますが

思考感覚を研ぎ澄ますと
そういった経験を通さず
自分の感情に左右されず

自分の中に湧き上がる
「哲学」「アイデア」を極めて
提供していけるようなイメージです。

全てのものに
意志が宿っているとするならば
この感覚を研ぎ澄ませる事で
全てのものの存在を受け入れ
自分の存在意義も受け入れながら
更に高みを目指すのだと思います。

難しい哲学書を
理解できている方は
この思考感覚が
研ぎ澄まされているのでは
ないでしょうか。

松村先生は

この感覚を
呼び覚ます為には
”視界に入るものを
整理する事”

と本で書かれています。

目に入るもので
思考は左右されて
しまいますからね。

視覚は乙女座とリンクする
感覚ですが、それはまた
別途書いていきたいと思います。

そして
牡牛座の「思考感覚」
と対向するのは
蠍座の「生命感覚」

どのように補い合うのか
こちらも別途
書いていきたいと思います。


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2. 天秤座と触覚

〜シュタイナーの12感覚と12星座〜

牡羊座の自我感覚と
補い合うのは
天秤座の「触覚」です。

私達が母体から離れて
この世界へ突入する時

狭い産道に触れる事で

包まれている
安心感を持ちながら

同時に、
そこで自分と世界との
境界線を確かめながら

外の世界に
飛び出しました。

飛び出した途端、

急に広くて果てしない
世界が広がっていて

自分の存在が
曖昧になってしまった不安が
押し寄せる・・・。

自我を確かめるために
夢中で自分を
押し出す牡羊座に

「境界線はここだよ」

と、優しく
教えてくれるのが
天秤座の触覚です。

闇雲に突進していく自我に
枠を作ることで輪郭が表れ、

そこにエネルギーを
集中させる事で
自分に目を向ける事が
できるようになる。

私達は他人がいなければ
自分が何者なのか
わからないのですね。

人との触れ合いが
この世界での不安を和らげ、

それが安心感に繋がり、
人との信頼関係を
構築していけるのだと思います。

ですから
小泉マーリ先生
書かれていますが、

子供の頃に
自然や友達、
両親と沢山触れ合うことは

とても大事だという説に
共感してます。

小さな子供には

あなたはこの世界で
守られているんだよ、
安心して良いんだよ、
愛されているんだよ、

と伝えるために

沢山ハグしたり、
手を繋いだり、

自然の豊かな場所で
泥んこになって
遊ばせる事で

全てと繋がっていた記憶を
呼び覚ます事が
できるのではないでしょうか。

そして
自我はそこに
止まるのではなく、
さらに境界線を突破して
新しい世界への突入を試み、

触覚はまた追いついて
新たな境界線を作る。

その繰り返しで
成長していくのだと思います。

子供と親の関係に例えるなら、

子供が新しい事に挑戦する時、
親の価値観でその
チャレンジ精神を削いだり
逆に放置したり
必要以上に手を
差し伸べたりしてしまうと

偏った価値観の中で
健全な自我感覚が
育てられなくなり、

それが人間関係に対する
苦手意識に繋がる事も
あるのではないでしょうか。

そして
天秤座の性質である
人間関係に
苦手意識がある時、

自分でマッサージしたり
レイキをしたり

陶芸や家庭菜園等で
土に触れたり

「触覚」を
強化する事で
苦手意識が
改善されるのはないか
という説に共感しています。

対人関係で緊張する時は
スカーフを巻く等で
触覚を満たすと落ち着く、
という話もされていました。

人や自然に触れる事で
繋がっていた時の記憶が蘇り、

他人の自我を
潜在意識で感知することで
心の安定を取り戻し、

人に振り回されない
バランスの良い人間関係を
築いていけるのだと思うのです。

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1. 牡羊座と自我感覚

〜シュタイナーの12感覚と12星座〜

星座のトップバッターであり
生まれたての赤ちゃんである
牡羊座に対応する超感覚は

自我感覚」です。

自我感覚って
漠然としていますよね。

自分という人間が
ここに存在している、

・・・なんて考えたことは
あるでしょうか。

自分が何者なのか
何ができるのか

自分の存在を確かめる
「自我感覚」は

私たちが
その場に留まることを許さず、
この世界に常に自分を
押し出していくことを
強要するような強い感覚です。

一つに繋がっていた魂から
切り離されて
地上に降り立ったばかりの
牡羊座は

初めての場所で
ただ一人たたずめば

自分が動かなければ
何も始まらないと気付きます。

そして自分は何者なのか
どこまで行けるのか

牡羊座はただ前を向いて
新しい事を始める
パワーに溢れ、

抜群の行動力
勇気、決断力

を持っていますね。

星座で言うと
生まれたてほやほやの
牡羊座ですが

12感覚で言うと、
最後の上位感覚
(思考と深い関わりを持つ感覚)
に分類されていて、

20歳頃までに育つ感覚と
言われる感覚です。

矛盾するように思えますが、
その時期は
人によっては
就職活動や親離れの機会を得て

自分は何がしたいのだろう

と、初めて自分について
真剣に考えて、
初めて能動的に
動かざるを得なくなる時でも
あるのではないでしょうか。


そして超感覚で言う
「自我感覚」は

自分の自我に気付く
と同時に

他人の自我を
「感知」して尊重する

という超感覚。

自我は「エゴ」とも
言い替えられると思いますが

その自分のエゴを
上手に主張して
自分の人生を生きている人は

ただ主張するだけではなく
他人の自我を感知して
それを認めて
信頼できているからだと
思います。

そしてそこに
葛藤がある場合は

天秤座の
「触覚」を使いながら
境界線を探していく事で
自然と体が覚えるのでは
ないでしょうか。

私達は遥か昔、
一つの世界だったと感じる
集合的無意識のようなものが
まだ残っている中で、

自分とは異なる「自我」
を持つ他人がいて

反発を覚えたり
共感を覚えたりして

初めて自分が
切り離された
個になったのだ、
と気付いたのです。

自我感覚が
発達している人は

まだ深いところでは
繋がりを感じられる
安心感があるのかもしれません。

全く違う個性と
触れ合いながら

我慢をして
個性を殺すのではなく

自我を出し合ってこそ
一つの世界だった時を想い出して
分かり合えるのだ

と言うような感覚。

牡羊座の反対に位置する
天秤座の「触覚」を強化して
心の安定を図る事で

深いところで
魂を共鳴できる
奥深い世界が
広がっていくのだと
思うのです。

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シュタイナーの12感覚と12星座

向かい合う感覚と星座

牡羊座へ進む前に補足です。
(日々ブログをまとめました)

それぞれの性質を
鍛える(高める)には

ホロスコープ上
「向き合っている」
12感覚と12星座の関係性を
理解する事が
大事だと思っています。

ホロスコープ上で
向かい合う星座(感覚)は
反対する性質を
持ちながらも

それぞれ補い合って
性質を高めていくような
関係性でもあり、

場合によっては
その緊張した関係性を保つ事で
プラスに働いたりします。

シュタイナーの
12感覚は
下位、中位、上位と
3つのグループに
別れていて、

シュタイナー教育では
以下のように
分類されているように思います。

下位:志
自分自身・身体の感覚
(7歳頃までに育つ感覚)
触覚・生命感覚
運動感覚・平衡感覚

中位:感情
身近な人と関わる感覚
(14歳頃までに育つ感覚)
嗅覚・味覚
視覚・熱感覚

上位:思考
社会と関わる感覚
(20歳頃までに育つ感覚)
聴覚・言語感覚
思考感覚・自我感覚

だから基礎となる
下位感覚の一つ
親とのスキンシップ(触覚)で
心の安定を満たせている事等が

心地よい
社会的な人間関係に
繋がるのではないかと
個人的に思うのです。

実は
上位感覚に属する
4つの感覚と

下位感覚に属する
4つの感覚は

星座で言うと
ホロスコープ上
向かい合う星座が
それぞれに
属しています。

上位感覚⇆ 下位感覚

自我感覚(牡羊座)⇄
触覚(天秤座)

思考感覚(牡牛座)⇄
生命感覚(蠍座)

言語感覚(双子座)⇄
運動感覚(射手座)

聴覚(蟹座)⇄
平衡感覚(山羊座)


生まれたての
赤ちゃんである
牡羊座〜4つが上位で

社会的なデビューを果たす
天秤座〜4つが下位。

社会の中で
何か生きづらさを感じたり
つまずいたりする時は

子供の頃の「感覚」が
リンクする時も
少なくありませんよね。

そういう関係性を
前提に考えると

過去を軽く振り返って
不足している
星座の性質を特定する事と

それに
対応する感覚と
対抗する感覚を
鍛える事は

何かしら改善する
効果があるのではないかと
思うのです。

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シュタイナーの12感覚と12星座

シュタイナーの12感覚論と12星座

透視能力を持っていた、
と言われている
人智学者の
ルドルフ・シュタイナーは

私達には、
五感を超えた
霊、魂、そして
身体に関わる
12の高次の感覚がある

と「12感覚論」を
提唱しました。

そしてその
12の感覚は
大きく3つのグループに
分かれています。

下位感覚意
(志と深い関わりを持つ感覚)

触覚
生命感覚
運動感覚
平衡感覚

中位感覚
(感情と深い関わりを持つ感覚)

嗅覚
味覚
視覚
熱感覚

上位感覚
(思考と深い関わりを持つ感覚)

聴覚
言語感覚
思考感覚
自我感覚

このグループ分けが
「シュタイナー教育」に
結びついていくのですが

その12の感覚は
12星座に結びついている

とも言われています。

これについては

松村潔先生が
「12感覚論について
ー7層生命と12感覚は
シュタイナー説」

と言う論文みたいな本で
書かれています。

私の師匠のお一人
小泉マーリ先生が開催された
12感覚と12星座に関する
ワークショップに参加し、
更に興味深く感じて、
自分なりに考察しています。

このシュタイナーの
12感覚論は難解らしく
あまり詳しいことは
まだわからないのですが

各星座に当てはめるのは
簡単ではなかったとか。
そして以下のように
対応すると解釈されています。

♈︎ 牡羊座: 自我感覚
♉︎ 牡牛座: 思考感覚
♊︎ 双子座: 言語感覚
♋︎ 蟹座:  聴覚
♌︎ 獅子座: 熱感覚
♍︎乙女座: 視覚
♎︎ 天秤座: 触覚
♏︎蠍座:  生命感覚
♐︎ 射手座: 運動感覚(未来予測)
♑︎ 山羊座: 平衡感覚
♒︎ 水瓶座: 嗅覚
♓︎ 魚座:  味覚

感覚が整えば
どの感覚も皆普通に
使えるはずの超感覚。

でも色々なものが
邪魔をして
使いづらくなっているだけだと
考えています。

自然と使えていたり
どれか使いやすいものがあると
それをとっかかりに
他の感覚も
蘇るのでは無いかと思っていて、

それが人によって
どの感覚になるのか
凄く興味があります。

マーリ先生は、

アセンダントの星座、
もしくはその対向星座、
月のある星座、
もしくは対向星座、
星の集中する星座、

とおっしゃっていました。

そして、
その感覚を鍛える
運動や習慣等をすると

それに関する超感覚が
呼び覚まされる可能性が
あるかもしれない、
と言う事で
研究していきたい
テーマの一つです。

まずそれぞれ
どう言う解釈なのか
星座別を随時UPしていきます。

*松村潔先生の
「わたしの運命がわかる

地球星座占い」、
そして小泉マーリ先生の元で
学んだことを、存分に
参考にさせて頂いています。

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