2. 天秤座と触覚

シュタイナーの12感覚と12星座

〜シュタイナーの12感覚と12星座〜

牡羊座の自我感覚と
補い合うのは
天秤座の「触覚」です。

私達が母体から離れて
この世界へ突入する時

狭い産道に触れる事で

包まれている
安心感を持ちながら

同時に、
そこで自分と世界との
境界線を確かめながら

外の世界に
飛び出しました。

飛び出した途端、

急に広くて果てしない
世界が広がっていて

自分の存在が
曖昧になってしまった不安が
押し寄せる・・・。

自我を確かめるために
夢中で自分を
押し出す牡羊座に

「境界線はここだよ」

と、優しく
教えてくれるのが
天秤座の触覚です。

闇雲に突進していく自我に
枠を作ることで輪郭が表れ、

そこにエネルギーを
集中させる事で
自分に目を向ける事が
できるようになる。

私達は他人がいなければ
自分が何者なのか
わからないのですね。

人との触れ合いが
この世界での不安を和らげ、

それが安心感に繋がり、
人との信頼関係を
構築していけるのだと思います。

ですから
小泉マーリ先生
書かれていますが、

子供の頃に
自然や友達、
両親と沢山触れ合うことは

とても大事だという説に
共感してます。

小さな子供には

あなたはこの世界で
守られているんだよ、
安心して良いんだよ、
愛されているんだよ、

と伝えるために

沢山ハグしたり、
手を繋いだり、

自然の豊かな場所で
泥んこになって
遊ばせる事で

全てと繋がっていた記憶を
呼び覚ます事が
できるのではないでしょうか。

そして
自我はそこに
止まるのではなく、
さらに境界線を突破して
新しい世界への突入を試み、

触覚はまた追いついて
新たな境界線を作る。

その繰り返しで
成長していくのだと思います。

子供と親の関係に例えるなら、

子供が新しい事に挑戦する時、
親の価値観でその
チャレンジ精神を削いだり
逆に放置したり
必要以上に手を
差し伸べたりしてしまうと

偏った価値観の中で
健全な自我感覚が
育てられなくなり、

それが人間関係に対する
苦手意識に繋がる事も
あるのではないでしょうか。

そして
天秤座の性質である
人間関係に
苦手意識がある時、

自分でマッサージしたり
レイキをしたり

陶芸や家庭菜園等で
土に触れたり

「触覚」を
強化する事で
苦手意識が
改善されるのはないか
という説に共感しています。

対人関係で緊張する時は
スカーフを巻く等で
触覚を満たすと落ち着く、
という話もされていました。

人や自然に触れる事で
繋がっていた時の記憶が蘇り、

他人の自我を
潜在意識で感知することで
心の安定を取り戻し、

人に振り回されない
バランスの良い人間関係を
築いていけるのだと思うのです。

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